広尾町地域おこし協力隊、8名から2名へ。新年度の報告と、正直な気持ち。
2026年4月、広尾町の地域おこし協力隊は新体制となりました。8名から2名へ。少し悲しいけれど、前を向いて発信を続けます。
報告しなければと思いながら、少し時間がかかってしまいました。
2026年4月——広尾町の地域おこし協力隊は、新体制になりました。
8名から、2名へ。
広尾町地域おこし協力隊、2026年度のメンバー
今年度、広尾町で活動を続けるのはこの2人です。
農林課 地域おこし協力隊 / 奥山 新規就農を目指して、日々農業の現場に向き合っています。酪農の世界に飛び込もうとしている、広尾町の未来をつくる人。
水産商工観光課 地域おこし協力隊 / 神部(関本) 広尾町の情報発信、DX支援、地域通貨などに取り組んでいます。このブログを書いているのが私です。
2人とも、今年で任期3年目。
最終年を迎えながら、それぞれの「この先」を考えながら動いています。
8人が2人になった、ということ
正直に言うと——少し、悲しい。
それぞれ違う課題に向き合い、違うフィールドで活動してきた仲間たちが、この春でいなくなった。
「また会おう」——そうは言っても、同じ町に同じ時期に飛び込んできた人間が一気にいなくなるのは、やっぱり寂しいです。
ただ、感傷だけで終わらせたくない。
数が減ったのには理由があると思っています。
北海道の協力隊が抱えている問題
北海道は全国で最も多くの地域おこし協力隊員が活動している都道府県です。かつては600人を超える規模を誇っていた。
でも、その実態はどうか。
協力隊の「任期終了後に定住しない」理由として、よく挙げられるのが仕事の確保の難しさと地域との関係性の薄さです。
任期は3年(2026年からは最大5年に延長される予定)。その期間中は活動費が出るけれど、終わったあとの生活はほぼ自力。起業・就業・就農——どのルートも、簡単じゃない。
奥山くんが目指している酪農での新規就農も、そのひとつです。
北海道の酪農は規模が大きく、参入コストも高い。土地・機械・牛——すべてにお金がかかる。若い人間がゼロから入ろうとしたとき、どれだけのハードルがあるか。制度的な支援はあるけれど、それだけで乗り越えられるものでもない。
それでも彼はその道を選んで、進もうとしている。
その姿勢を、私はリスペクトしています。
役場の体制についても、思うことがある
8人から2人になったことを、単純に「人が減った」と見るのは違うと思っています。
受け入れ側の体制——つまり役場の側にも、問題があったと感じています。
詳しい話は言えない。でも小さい町の職員こそ、情熱をもって仕事をするべきだと思う。
やるのは飲みの席での悪口や噂話ではない。熱意を持った指導。
町長が、200や300頑張るのは難しい、限界がある。
でも職員全員が1でも多く頑張れば、それは達成できる。まちづくりこそ、そうあるべきだ。人手不足ではない。人材不足だ。
これは批判ではなく、広尾町が好きという気持ちからです。
それでも、続けます
人数が減っても、やることは変わらない。
広尾町のことを発信し続ける。ここで暮らすことの意味を言語化し続ける。
2人になったからこそ、ひとりひとりの動きが見えやすくなる部分もある。
奥山くんは酪農の現場から。私はデジタルや情報発信、いろいろな所から。それぞれの場所で、「それぞれの広尾町」を届けていきます。
今後も広尾町地域おこし協力隊を、よろしくお願いします。
もっと知りたい方へ
広尾町地域おこし協力隊 Instagram 日々の活動をリアルタイムで発信しています。フォローしてもらえると嬉しいです。 @hiroo_chiikiokoshi
広尾町役場 / 協力隊活動紹介ページ 町の公式ページでも、これまでの活動が紹介されています。 広尾町公式サイト
かちまい(勝毎電子版)掲載記事 地域紙・十勝毎日新聞の電子版にも取り上げていただきました。 記事を読む
神部(関本)のポートフォリオ 私・神部(関本)について、もう少し詳しく知りたい方はこちら。 kaito-kanbe.com